店舗の課題を現場に寄り添って改善する共創パートナー

店舗マーケティングでデータ活用が進まない理由

HOME | 店舗マーケティングでデータ活用が進まない理由

データ蓄積だけでは何も分からない・・
課題があるところにデータ分析が役立つ!

近年、来店客の見える化サービスが増えてきています。一度はその活用について考えたことがあるのではないでしょうか?
 
お店に最先端のセンサーやカメラを導入すると、AIの技術によって、いろんなことがわかる。「風が吹けば桶屋が儲かる」が把握できるようになるイメージです。
 
近未来の顧客行動予測ができるようになる。そんな期待感があってAIカメラやセンサーの導入が一気に進みました。確かに、技術的には可能なことです。
 
しかし、残念ながら顧客行動分析においては、費用対効果を考えると思った程の効果が出ないという声が多いです。長い時間と安くはないお金をかけてデータ分析を行い、素晴らしい結果や資料が出来上がったとしても、日々お店のことを必死に考えている店長さんの経験と勘から基づく既知の事実を超えるアウトプットという物は、なかなか導き出すのが難しいというのが現実です。
 
そもそもが、顧客の購買行動を左右する要素は多岐にわたるため、分析自体が難しいというのが現実です。
 


※出典:ガートナージャパン

 
期待値が一気に上がって、導入が進んだAIカメラやセンサーによるデータ蓄積。今は「過度な期待のピーク」を超え幻滅期に入っていると思われます。
 
「データをいくら蓄積しても意味がない」と思われるかもしれません。しかし、弊社が支援を重ねる中で学んだことはそうではなく、「データは蓄積するだけでは意味がない」ということです。

一方、データを活用する目的や課題が明確になっていれば、店員さんの経験や勘を後押しする有効なデータを取得できることもわかりました。
 
今求められているデータ活用の事例を紹介致します。
 

事例①:店舗改装時のデータ活用事例

たとえば、店舗改装担当のAさんは、年10回の改装作業を担当しています。毎回改装のテーマを決めて、ターゲット顧客層や、アピールポイントを考え、日々試行錯誤しています。
 
かかる費用も数百万から数千万円規模にのぼり、その効果に対する会社からの期待は大きくプレッシャーもかかります。ただし、その導入効果を測る指標が残念ながら売上という指標でしかなく、お客様に対しての訴求効果をはかりかねていました。
 
これを解決するため、改装前後でのお客様の動きの変化を計測し、改装前後での訴求エリアへの人流がどう変わったかを検証することにしました。売上以外の効果を数値で検証でき、経営判断材用として有効に活用できるようになりました。
 
お客様の行動を把握できるようになると、細かな施策に意味付けができるようになります。訴求エリアの人流が増えれば、もっとPOPを工夫したり、ついで買いを訴求したりと、店員の行動や発想が変化します。データを蓄積すれば解を示してくれるのではなく、積極的にデータを活用することで、店舗マーケティングが効果を発揮するようになりました。

事例➁:ショッピングモールで新規業態にチャレンジ

 

ショッピングモールの雑貨店店長Bさんは、会社内の新業態を立ち上げるために
店づくりについて試行錯誤していました。日々の店舗施策がなかなか結果に結びつかず、本部への報告に手こずっている状況でした。
 
新業態のテナント店舗の場合、今までのロードサイド型の店舗と顧客の来店心理が違います。「目的買い」の多いロードサイドとは違い、「ウィンドショッピング」を楽しむ目的がないお客様に購買して頂く必要があります。
 
そこで、店前通行量分析と来店者分析を活用することによって、立地自体のポテンシャル(通行量)とお店の魅力(入店率)、購買者数(購買率)を検証しました。日々の施策が入店率や購買率にどう影響がでているか、行った施策が有効であったか、等がデータで見えるようになりました。
 
本部への報告もデータがあることで、成功/失敗理由がはっきりし、日々の改善プロセスを適正に評価して貰えるようになりました。自分の考えた施策がすぐに数字で表れることで、店員のモチベーション向上にも繋がっています。

まとめ

 

2つの事例から分かることは、データは蓄積だけしていても、店長の勘や経験を上回る指標を提供はしてくれないということです。期待してAIカメラやセンサーを導入してみたものの、8割は分かっていることで、2割は「本当にそうなの?」と感じるという意見をたくさん聞いてきました。
 
一言で言うとデータは使い方です。
 
上記2つの事例以外にも、以下の2つの事例集がありますので、宜しければダウンロードしてみてください!

カインズ様

カインズ様事例集店舗マーケティング

数値に血を通わせる。想いを入れる。

小売店だからこその価値をデータ分析から読み取るには?

  • 新業態のノウハウは自分たちで作るしかない
  • データは、店舗で考えた施策を評価するために必要
  • データは、現場のコミュケーションツールになる

ブックオフコーポレーション様

ブックオフコーポレーション様事例集店舗マーケティング

来店客数が減っている今だからこそお客様のニーズを知ろう!

リアル店舗がデータ分析に取り組む理由とは?

  • 導入のきっかけはリニューアル時の客層の変化を知ること
  • リアル店舗だからこその価値をデータ分析から導き出す
  • 来客数が減っている今だからこそデータ分析が必要

お店のお困りごとや課題がありましたら、ご相談いただければ、それに最適なソリューションをご提案させていただきます。お客様の課題解決パートナーとして、リアル店舗の活性化に貢献いたします。
 
サービスページは以下をクリックして下さい!

店舗マーケティング/データ活用に興味がある方

店舗改装時のデータ活用に興味がある方

サービス資料請求

サービスの詳細を知りたい方はこちら